前回の記事でVBAを書くための準備ができたので、今回はVBAを書いて実行していこうと思います。
データの転記(コピー&ペースト)のやりかた
この講座の最終目標は別のエクセルからデータを転記することです。
実際にVBAを書き始める前に、必要な作業をリストアップしていきます。
- 転記元のエクセルファイルを開く
- 必要なデータを転記する
- 開いたエクセルファイルを閉じる
これを、転記したいエクセル全部に対してこれを繰り返し実行できれば、やりたいことが実現できそうです。
それでは、まずは必要なデータを転記するというところから作ってみようと思います。
最終的には別のエクセルからデータを転記したいのですが、まずは同じエクセルからデータを転記してみます。
VBAに限らずプログラミング全体に言えることなのですが、
最初は簡単な動きを作って、うまく動いたら複雑な要素を足していく
という手順で作成していくと良いです。
今回の場合は
- 同じエクセルの同じシートからの転記
- 同じエクセルの別のシートからの転記
- 別のエクセルからの転記
の順番で作っていこうと思います。
とは言っても最初から書くのはハードルが高いので、まずは「マクロの記録」というエクセルに標準で装備されている機能を使ってVBAを書いてみます。
(ちなみにマクロとはVBAで書かれたプログラムのことを指します。VBAはエクセルのプログラミングを書くための言語の名前で、VBAを書いて作られたものがマクロというイメージです)
マクロの記録とVBAの実行の仕方
「開発」タブを開くと「マクロの記録」というボタンがあります。これを押してから何か作業をすると、作業した内容が保存されて、同じ作業がVBAを実行することで繰り返すことができるようになります。
まずはセルA1のデータをコピーしてセルB1に貼り付けるというのを記録してみます。
ここからは文章よりも動画の方が理解がしやすいと思いますので、動画にて説明をします。
今回の記事の内容は下記の動画の5:58あたりからになります。
この動画では、
- マクロの記録
- 記録したマクロの見方
- VBAの基本的な構造
- 記録したマクロの実行の仕方
について主に解説をしています。
次回はマクロの記録ではなく、直接VBAコードを書いてコピー&ペーストを実行する方法を紹介します。
VBAを活用することで、作業の効率化が一気に進みますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも役に立つ情報が提供できれば嬉しいです。
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