ウェブサイトから情報をコピペする作業、毎日必ず発生する方いませんか？
スクレイピングという技術を使うと、その作業はボタン一つで終わるかもしれませんよ！
というわけで、今回はスクレイピングの解説…ではなくスクレイピングを使えるようにするための設定の仕方を解説します。
まえおき
最近プライベートに時間を割きたいを思っていたため、ココナラやランサーズで積極的に仕事を取りに行ってなかった私。
すっかり休憩モードです。いや、休憩してるんじゃなくて、引っ越しが間近に迫ってきていろいろ忙しいのです。
っていう理由で仕事量を削減していたのですが、リピーターさんからスクレイピング作ってくださいというご依頼がきたので、久しぶりにお仕事です！
まずスクレイピングをVBAでする場合、操作できるのはIE（インターネットエクスプローラー）のみになります。昔はネットする時はこれ一択だったんですけどね。ブラウザいろいろ増えましたねぇ。
ただ、昨今IEでは表示できないサイトが増えつつあるので、今回はChromeを動かしてみよう、という記事になります。
ちなみに私はGoogleChromeとFireFoxを使ってます。FireFoxは同じサイトでアカウントを２つ使いたいときに利用します。アカウントを切り替えるのがめんどくさいんです(^^;
さて、話がそれましたがスクレイピングの話ですね。
準備
環境設定①：Seleniumのインストール
まず、環境設定が必要になります。Seleniumというものを使いますのでこちらのインストールから始まります。
１．下記のURLにアクセスしてexeファイルをダウンロードします
ダウンロードサイト
２．インストールをします
（※この時にインストールしたフォルダの場所をメモ帳などにコピペしておいてください）
３．Chromeの制御ドライバを下記URLにアクセスしてダウンロードします
ダウンロードサイト
（今お使いのChromeが最新版でなければ最新版に変えておいてください）
４．ダウンロードしたChromeの制御ドライバをSeleniumをインストールしたフォルダにコピー＆ペーストして置き換えます。もともとフォルダに入っているものは、ドライバのバージョンが古いためです。
（※この時に先ほどメモしておいたフォルダの場所を使います！）
これでインストール作業は終了です！
文章だとわかりづらいと思いますので、インストールの仕方は以下の動画をご参照ください。
環境設定②：VBEの参照設定
次にVBEの方の設定をします。
「ツール」 → 「参照設定」を開いて
『Selenium Type Library』
にチェックを入れます。
こちらも操作の仕方は上のYoutube動画にて説明していますのでそちらをご参照ください。
これで準備は完了です！
環境設定③：オートメーションエラーの解消
※上２つの設定だけで問題なく実行できる場合は、こちらの設定は飛ばしてください
先日新しいパソコンでセットアップをしてみたところ、「オートメーション エラーです。」というエラーメッセージが表示されました。
このようなエラーが出る場合、Seleniumをインストールしたフォルダの中にある「Scrips」フォルダに「StartCrome.vbs」というものがあるのでそちらをダブルクリックしてインストールをしてみてください。
「StartCrome.vbs」をダブルクリックすると下のようなインストール画面が開きます。
「この機能をダウンロードしてインストールする」をクリックしてインストールを完了してください。
全てのインストール、設定が終わりましたら一旦エクセルを保存して（参照設定を変更したので）閉じてから再度エクセルを起動してください。
動かしてみよう：コードの紹介
今回は簡単なコードで試してみます。
YahooをChromeで開いて、少ししたら閉じる
というコードです。
こちらをコピー＆ペーストして試してみてください。
Sub OpenYahooSite()
Dim Driver As New ChromeDriver
Driver.Get "https://www.yahoo.co.jp/"
Driver.Wait 10000
Driver.Close
Set Driver = Nothing
End Sub
今回はYahooのサイトを開いて閉じるだけでしたが、
・情報をコピーしてくる
・検索窓にキーワードを入れて検索
などの操作を入れると普段やっている仕事の自動化ができちゃいます。ぜひ試してみてください。
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